大寒波のなか着用するのに最適なヴィンテージウェアは?
先週末を日本全国を覆った大寒波。
京都では久しぶりの大雪で、雪景色が美しかったそうです。
そんな古都を散策するのは素敵なものですが、
体が冷え切ってしまっては美しい景色も十分には楽しめません。
昨今では、真冬のウェアとして、ダウンやフリースのような
アウトドアウェアが人気ですが、弊社からはヴィンテージコートを提案します。
現代的にスニーカー、カジュアルウェアと合わせるとこのように。
特徴的なのはシルエットと、素材感です。
細すぎる、短すぎるという形ではなく、肩に引っ掛けてゆったりとした着こなしです。
素材感は軽すぎず、どちらかというと肉厚。
これは何より、ハードな冬の環境を微塵も感じさせない暖かさと、
親子何代にも渡って着られそうな堅牢性です。まさに毎年の冬の相棒となってくれるのです。
当時の着こなしとしてはこのように。
名優マーロン・ブランド。1950年代の写真です。
タイドアップしたジャケットスタイルに、ざっくりとした肉厚なチェスターフィールドコート。
あまりタイトに着てしまうと、この生地が揺れるいわゆるドレープがなかなか出ません。
このドレープは男女ともに色気を演出してくれるものと呼ばれています。
スカートがひらりと揺れるように、コートもふわりとしたシルエットになんとも言えない独特な色気が宿ります。
英国随一、稀代の洒落者とされたウインザー公。
ツイード生地で帽子とコートを。足元にはブーツが見られます。
英国らしい紳士的かつ、伝統的なカントリースタイル。
また雨風、雪にも強く現代でもばっちりと着こなすことが可能です。
余談ですが、アウトドアウェアは濡れてしまうとその機能が失ってしまうことが多く、
現在、ウィンタースポーツなどで前時代的と考えられていた、ウールアイテムが再び注目を浴びています。
雨や雪に濡れても多少の事ではその機能を失わないという利点や、
軽さを追求するがあまり、素材の丈夫さが足りないと、ウールアイテムの愛好家も増えて来ています。
立ち姿はこのように。
このふわりとしたドレープ感、これこそオーバーコートではないかと。
しかし、この写真は色気ありますね。
少し丈は短いのですが、コートに袖は通さず肩にひっかけるように。
レディスの着こなしから流行した着こなしですが、重たい素材感を軽く見せることができます。
現代でいうところのいわゆる「抜き」のスタイリング。カチリとしたハードな着方が苦手な方はこれをご参考に。
このように、突き詰めてオンリーワンの個性を出すのも面白いですね。
2017年はトレンドとして、コートやパンツのシルエットは大きくなると言われています。
懐かしい2タックのパンツは日本ではまだあまり紹介されていませんが、
イタリアの展示会では続々と発表されています。
これまで書いてきたような特徴を持ったコートは現代ではなかなか市販されていません。
もちろんオーダーや、金額にこだわらなければ可能ですが、ヴィンテージアイテムの金額を比べると、
3倍〜5倍の金額差になってしまいます。
弊社ではいま所有するヴィンテージコートは、すべて東急ハンズ渋谷店でのイベントに投入しております。
もちろん、試着も自由に可能ですのでお試しくださいませ。
私も冬の相棒と呼んでいる1960年代のアメリカ製、ヒッキーフリーマンのコートを愛用中です。
このコートはおじいさんになるまで着ようと、決めています。
スタッフ 加藤
イベント情報
1/6〜1/29 東急ハンズ渋谷店 B2Cフロア ポップアップショップ
- 2017.01.16 Monday
- ヴィンテージスタイリング
- 15:28
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- by Hey Gentleman Cafe