大阪の「キタ」の中心地と言えば梅田。
そこから電車で一駅行ったところに「中津」というエリアがある。
中津はいわゆる下町で、「キタ」の中心地からすぐ、という立地にも関わらず、
のんびりとした良い空気感が流れている、そんな街は大阪とはいえ、
中心地からではなかなか少ない。
とにかくのんびり。
そんな環境からか、今でも名店、伝説とされる店が多いのもこのエリアの特徴である。
県外の読者の方のためにご説明すると、大阪では知らぬもののいないカフェ
「カンテグランデ」の本店が現在でも居を構えているのも、この中津である。
今となってはどこのカフェでも取り扱いがある
チャイや、ナン付きのカレーなどのブームの先駆け的なショップであり、
ウルフルズのメンバーや、放送作家の高須光聖氏がバイトしていたとの話も。
少し歩けば、こんな街並み。都心部と下町の距離感がなんとも大阪。
話は少し脱線しましたが、紹介したい名店があるので、ここでご紹介を。
これまたある層の皆さまからは、知らぬもののいない名店とされ、
また扱う商品の入荷日には、開店前から長蛇の列。
中津の高架下。昼間でも薄暗く、シャッターがしまった倉庫だらけの
少し怪しげな通りの中に、ビンテージキャンプ用品店「イレクターズ」がある。
たまらん方には、たまらん画像かと。
まだあるんですよ、こんなところが大阪にも。
店主が自ら、アメリカへ向かいコールマンなどのランタンや、
キャンプ用品グッズを買い付けをした、その品揃えは紛れもなく関西一。
そして、店主が一つ一つ自身の手で整備をし、
知識が無ければ扱いが難しい、ビンテージのガソリンランタンなどの取り扱いが
簡単に使用が出来るようにしているのも、大きな特徴。
ちょっと気難しいとされる、古道具屋の店主の中では全国一気さくと言ってもいいかもしれません。
もちろん、その使用方法や、手入れ、細かな部分も丁寧にレクチャーしてくれます。
このガソリンランタンのビンテージの世界は奥が深く、
ランタンの底面に製造年と、製造月が打刻されており、
ファンの中には自身の同じ年、同じ月、生まれのバースデイランタンを買い求め、
その光の中で、キャンプの豊かな時間を過ごすという。
僕自身、山や、海や、と自然の中で遊びに行っていると、
風や、波の音や、ときおりビックリする野生動物の鳴き声、
ふっと我に返ると、真っ暗闇のなか恐怖さえ覚える時があるのです。
異世界に一人ぼっちで放り込まれたような気がして。
ビンテージランタンファンが話すには、
そんなときに優しく照らしてくれる光が自分と同い年だというのはまた、格別。とのこと。
モノとしての価値はこれ以上のものって、なかなか無いのかもしれませんね。
プライスレスな時間を与えてくれるものって、そんなに世の中にありませんから。
そんなビンテージキャンプ用品店「イレクターズ」が
Fishing Safari 2017 TOKYO TRIPに出店。
ビンテージランタンはもちろん、バーナーや、ジャグ、
ビンテージ釣り用品なども幅広くラインナップして、今回のイベントへ望むそうです。
今年キャンプデビュー。流行りのグランピングから始めようかしら、なんて貴女にも。
何かにこだわる、という事に生きがいをかけているヘビーな貴方にも。
ぜひ一度見ていただきたい、そんな歴史を超えた逸品があります。
もし、Fishing Safari 2017 TOKYO TRIPへ訪れた際にはお忘れなく。
釣りも良いですよ、とにかく。
イレクターズ ホームページ
https://ameblo.jp/erectorsjp/
スタッフ加藤
イベント出展情報
7/12水曜日〜7/18火曜日 東京 東急ハンズ渋谷店 FISHING SAFARI 2017 TOKYO TRIP
7/19水曜日〜7/25火曜日 大阪 上本町近鉄百貨店 英国フェア